目安箱

先週、議会本会議にて通算22回目の一般質問の機会をいただき、市長・教育長を始め、行政と議論させていただきました。

2025.12.10 Wed
  • お知らせ

今回の私の質問の主旨と、市長・教育長のご答弁を、要約、一部抜粋にてお伝えします。

 

質問に対する行政側との全ての詳細なやり取りは、また後日、録画映像や議事録が公開されますので、そちらもご覧いただけると大変嬉しいです。

 

今回の質問項目も、私のホームページ上での市民の方々からの市政へのご意見やご要望をお聞かせいただくシステムである、「福山目安箱」に寄せられた、市民の方々からの生の声も参考にさせていただき、質問を構成しました。

 

 

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1、少子化対策について

 

これまでのネウボラや庁内プロジェクトチームの取組が出生数の改善にどの程度つながったのか、その成果と課題をお聞きしました。
あわせて、新設する専門家会議が従来とどう違い、どのように実効性を高めるのか、専門家への情報提供の方法、提言を新年度予算にどう反映し、長期的な少子化対策としてどう定着させるのか、お聞きしました。

 

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それに対し市長から、

 

「合計特殊出生率が全国や広島県の平均より高い数字を維持し、出生数の減少率も近隣都市と比べて低く抑えられているが、これまでの様々な取組にもかかわらず、全国のほとんどの都市と同様、少子化には歯止めがかかっていない。

 

少子化対策専門家会議は、専門的知見を有する外部有識者の視点から、本市のこれまでの少子化対策の成果や課題について改めて検証し、より実効性のある対策につなげていくために設置した。

 

新年度予算に反映できるものは、速やかに具体策の検討を進め、新年度以降も、必要に応じて、委員の考えも伺いながら、その時々に求められる取組を行っていき、毎年度効果検証を行い、より有効な少子化対策へと柔軟に見直していく。」

 

とご答弁をいただきました。

 

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それに対し、更なる議論と要望を私から。

 

本市の出生数は10年前の約4,300人から、直近の数値で3,000人を下回る状況にあり、人口減少は街の持続性を揺るがす重大な危機だと考えています。

 

これまでネウボラや庁内プロジェクトチームなど様々な取組が進められてきたものの、出生数や出生率の向上という成果にはつながっていません。

 

そこで、新たな専門家会議では、出生数や婚姻数などの成果指標をきちんと可視化し、成果を上げられるよう、効果検証に基づいた持続的な少子化対策を要望しました。

 

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2、子ども医療費助成制度の18歳までの拡充について

 

物価高で子育て世帯の負担が増す中、本市独自で対象年齢を18歳まで拡充すべきと考え、市の現時点での考えをお聞きしました。

 

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それに対し市長から、

 

「国が全国一律の制度を構築すべきではあるが、市が先行して対応していくことも選択肢に入れ、拡充も含め、様々な観点から検討し、新年度の予算編成において判断する。」

 

とご答弁をいただきました。

 

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それに対し、更なる議論と要望を私から。

 

全国の中核市で18歳まで助成する自治体が約8割に増える中、高校生年代が一日でも早く恩恵を受けられるよう、新年度早期の制度設計と実施を要望しました。

 

※こちらの質問項目は、中国新聞(2025年12月5日)に記事として掲載していただきました。

 

 

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3、遊び場・公園環境の充実による子育て支援と魅力向上について

 

屋内遊び場が不足している現状を踏まえ、屋内遊び場や既存施設の拡充の整備方針、また全天候型大型遊戯施設の今後の整備の可能性をお聞きするとともに、屋外公園の遊具等の老朽化や町内会の管理負担をどう改善していくのかお聞きしました。

 

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それに対し市長から、

 

「屋内の遊び場については、子育て支援や地域活性化の観点からも必要であり、交流館のキッズスペースの試行の拡充や、既存施設も含めた利用状況、民間施設の供給量、地域ごとの需要などを調査、研究し、将来的な整備のあり方をとりまとめていく。

 

公園遊具の安全点検については、職員による日常点検に加え、毎年、専門技術者による定期点検を実施している。修繕が必要な遊具は速やかに対応し、更新については計画的に実施している。

 

公園管理の仕組みづくりについては、比較的規模の小さい街区公園の管理を地域に委託しているが、高齢化などの影響により、地域での管理が困難になりつつある。
このため、地域が主体となった魅力ある公園づくり事業に取り組み、担い手の発掘と様々な主体が管理に関わる仕組みづくりにつなげていきたい。」

 

とご答弁をいただきました。

 

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それに対し、更なる議論と要望を私から。

 

屋内遊戯施設の地域間格差の解消の要望、他市の屋内遊戯場の研究、大型屋内施設の民間連携による整備の検討を要望しました。

 

また、近年猛暑が長く続く中で、屋外公園の日よけ対策の要望、遊具利用における、年齢の大きな子と小さな子の混在による危険への学校での指導・小さな子への大きな子からの配慮の指導の要望をしました。

 

加えて、遊び場の充実が移住促進や本市の魅力向上につながることから、屋内・屋外の遊び場・公園の更なる整備に合わせて、市の公式SNS等も活用した情報発信の強化も要望しました。

 

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4、 学生が安心して学習できる環境整備について

 

学生が自習するために多く利用している中央図書館の混雑状況や、その他の市内図書館の実態、若者の学びの場の確保に対する市の考え、さらに民間施設の一部を中高生向けに無償開放する仕組みについての考えをお聞きしました。

 

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それに対し市長・教育長から、

 

「中央図書館には、閲覧席が120席あるが、多い日には、開館前に300人の列ができる。東部図書館では、閲覧席が満席になる状況があるが、その場合、生徒等は東部支所内のサロンを利用している。その他の図書館については閲覧席に余裕があり、需要を満たしている。

 

今後は、来年4月にネウボラセンターに多目的スペース、来年9月にまちづくり支援拠点施設にオープンスペースをそれぞれ設置し、若者が学習の場として利用できる。

 

今後、高校生のニーズをWEBアンケート等により把握するとともに、空きスペースの提供を民間にも呼びかけ、その情報を分かりやすく発信するなどの取組を進める。」

 

とご答弁をいただきました。

 

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それに対し、更なる議論と要望を私から。

 

中央図書館が開館前から300人が並ぶ混雑状況にある中、来年度整備される新たな学習スペースへできる限りの席数確保と、夜間も利用できる体制づくり、またその施設の学生への情報リーチの要望をしました。

 

あわせて、ローズコム4階の国際サロンのスペースと席数増といった即効性のある改善の要望をしました。

 

また、公共施設の空き部屋を学習室として開放することや、企業や公私立大学の空きスペース活用など他市の事例研究を要望しました。

 

そして、学習環境の整備は学力向上につながるだけでなく、若者が「この街で子育てをしたい」と思う気持ちにもつながると考えており、引き続いての積極的な検討を要望しました。

 

※こちらの質問項目は、中国新聞(2025年12月5日)に記事として掲載していただきました。

 

 

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以上です。
長文を最後までお読みくださり、本当にありがとうございました。

皆様からのご意見・ご感想をお待ち申し上げております。