誰かの覚悟をただ批判するその前に、それぞれの人生を精一杯生きよう!
- お知らせ
今朝は朝6時から、福山市倫理法人会の経営者モーニングセミナーで講話の機会をいただきました。
朝早くにもかかわらず、多くの方々にご参加いただき、本当に嬉しく、感謝の気持ちでいっぱいです。
倫理法人会の皆さん、貴重な機会を本当にありがとうございました。
今回の講話では「目標設定」についてお話しました。
立場や役割は違えど、ご参加の皆さんは誰もが、「今をどう生きるのか」「誰のために何のために働くのか」と、真剣に向き合っておられるからこそ、あの朝の早い時間から、学びを深めておられるんだと感服しました。
そんな中で最近、高市早苗さんの「ワークライフバランスを捨てて」という発言が話題になっています。
SNS上では、「時代錯誤だ」「古い働き方だ」といった批判の声も多く見かけました。
でも私は、こう思うんです。
ある時には「政治家はもっと必死で働け!」と言い、
いざ本人が「命を懸けて、人生を懸けて働き抜く」と語ると、
「それは危ない」「古い考えだ」と否定されてしまう…。
それって、矛盾していませんか?
高市さんは、自分の覚悟として語ったに過ぎません。
誰かに同じように生きろと押し付けたわけではありません。
ならば、まずは「頑張ってほしい」と素直に応援する姿勢があってもいいのではないでしょうか。
私たちは今、確実に「縮小する日本」と向き合っています。
1981年生まれの私は、同級生が153万人いました。
でも今、日本の年間出生数は68万人。
40年で新たに生まれる命が6割減っているという現実があります。
もちろん、結婚も出産も、自由な選択であるべきです。
でも、出生数という“事実”だけを見ると、これから職場も学校も地域も、そして税収も社会保障も、あらゆる仕組みが持続可能性を問われる時代に入っています。
イーロン・マスクさんにも、「このままでは日本は消滅する」と言われました…。
そんな中で「自分にできることを命を懸けてでもやる」と語るリーダーがいるならば、私たち一人ひとりも、自分の現場で、できることを『一つ一つ』積み重ねていくことが必要ではないでしょうか?
ワークライフバランスは、人それぞれの価値観で決めるべきもの。
全力で働く人も、家庭を大切にする人も、どちらも尊い。
大切なのは、それを人に押しつけないこと。
そして批判から入らないこと。
誰かの覚悟を、すぐに批判で片付けてしまうのではなく、「自分は、自分の人生をどう生きるのか?」を問い直すことが大切です。
倫理法人会でお会いした皆さんも、まさにそうでした。
自らの理念と責任を持って社会に向き合う、その姿勢に、私も大きな希望を感じました。
どうした日本。
今こそ、希望の持てる国に、みんなでしていきましょう。
人の足を引っ張るその前に、自分で考えよう。
被害者意識にとらわれず、それぞれの人生を、精一杯、生ききろう。
未来をつくるのは、私たち一人ひとりの行動と選択です。
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