当時の試算は250億円!プール授業の見直しがどんどんと進んでいます!
- お知らせ
今から6年前、私は市議会で「学校におけるプール授業のあり方」について教育委員会に問い質しました。
当時はまだあまり議論が進んでいなかったテーマ。
しかし、これからの教育現場において必要不可欠な課題だと確信していました。
実際に私が独自に行った現場の教職員の先生たちへの聞き取り調査でも、ほぼ全ての先生から改善を求める声が聞かれました。
小中学校に設置されている屋外プールは、夏の限られた期間にしか使われない一方で、多額の改修費や維持管理費がかかる施設です。
当時の試算では、今後かかると予測される学校プールの改修費と維持管理費は合わせて、1校あたり2.8億円。
当時の学校数をかけると、250億円もの多額の公費がかかるという試算でした。
さらに、年々厳しくなる猛暑の中での授業は、熱中症リスクとも常に隣り合わせ。
水泳は命を守る学びであると同時に、高度な安全管理が求められる授業でもあります。
その一方で、民間のスイミングスクールや公共施設には、専門的な指導ノウハウや高い安全スキルを持つインストラクターが在籍しています。
そうした施設を活用することで、教職員の先生たちの負担軽減と安全性の向上が両立できると考え、公教育と民間との連携を提案しました。
さらに、民間や公共施設へ移行することで、学校プールの大規模改修や維持にかかる費用が不要になります。
その一部を使えば、インストラクターが不在の公共プールにインストラクターを派遣することも可能になります。
また、学校外の屋内プールの利用は、季節を問わず複数の学校のプール授業を年間で計画することができ、屋内施設のため熱中症のリスクもなくなり、結果として費用対効果の高い運営が実現します。
そんな中、今日の中国新聞により、市内の小学校の水泳授業が次々と民間スイミングスクールや公営施設での実施へとシフトしているという報道が大きくありました!
○費用対効果の高い運営
○安全性の向上
○教職員の負担軽減
○子どもたちの学びの質の向上
これこそが「教育を守る」ということだと私は信じています。
あの時の問題提起が、今こうして少しずつ形になってきていること。
行政の現場で粘り強く取り組んでこられた担当者の皆さん、学校関係者や保護者の理解と協力があってこそ、ここまで進んできました。
心から感謝申し上げます。
これからも、『子どもたちにとって本当に必要な教育環境とは何か?』を問い続け、現実的で持続可能な解決策を提案していきます。
未来をつくるのは、今の選択から。
引き続き、現場の声に耳を傾けながら、前に進んでいきます。
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