先週末、無事3月市議会が閉会し、来年度の予算が可決されました。
- お知らせ
これまでずっと、議会やその他の機会を通じて教育委員会へ要望し続けてきた『中学校の英語教育における5ラウンドシステムの見直し』と、『テストへのデジタル採点システムの導入』。
この2つのことが来年度から実現することが決まり、大変嬉しく有り難く感じています。
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『中学校の英語教育における5ラウンドシステムの見直し』に関しては、市内の複数の学習塾からの聞き取り調査により、「5ラウンドシステム」に対する疑問の声が数多く出ていて、特にこの手法を導入してから、生徒たちの文法力や単語力の著しい低下を懸念する声が複数届いていたことをきっかけに、2022年12月議会本会議において、これまでの全議会の中で初めて、私から教育委員会へ問い質しました。
英語教師として英語教育に携わっていた私としては看過できない課題であり、危機感を持って当時の教育委員会へ要望をしました。
その後、2023年5月には、その12月議会での要望の1つが通り、市内の学習塾と、教育委員会との意見交換会が実現しました。
学習塾と教育委員会との意見交換の場というのは、私の知る限りかなり稀有なことだと感じています。
そうした経緯を踏まえる中で、この度来年度から、5ラウンドシステムは、これまでの教育委員会主導の必須カリキュラムだったのが、各学校へ裁量権が移る形で、各学校で採用するかを選択できることになりました~!
最初の要望・提案から時間を要しましたが、子どもたちのために前に進んで、大変嬉しく有り難い気持ちで一杯です。
子どもたちの学力課題を抱える本市において、英語教育におけるこの方針転換が、学力向上に向けた1つのきっかけとなることを強く期待しています!
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『テストへのデジタル採点システムの導入』に関しては、テストの採点・集計業務をデジタル化し、校務をDX化して、学校における働き方改革を促進する狙いのもと、中学校への聞き取りの中で、複数校ですでに自校財源等で導入を決めているものでした。
デジタル採点システムを導入することのメリットは複数あり、採点の集計ミスの減少、テストの採点時間の削減と生徒対応や教材研究の時間の捻出、生徒個々人の状況分析による個別最適化した学びの提供、正答率の分析による教員の授業改善など、多くあります。
そのため、早期に全校統一でシステムを導入するべきだと考え、2023年6月議会本会議において、教育委員会へ問い質しました。
そうした中、この度来年度から、全校統一でこのシステムが導入されることが決定しました~!
大変有り難く、現場の教職員の負担が下がるだけでなく、採点業務の物理的時間の削減により、その削減できた時間を、生徒対応等の時間への転用も可能となり、より質の高い教育を実現できるきっかけとなることを強く期待しています!
本市の教育水準がもっともっと向上していくよう、教育現場に実際に携わっている立場だからこそできること、分かることを、教育委員会へこれからも提言してまいります!
そのことを一番求められていると感じていますので、引き続き職責を果たしてまいります。
また皆様からも引き続きのご指導、そして様々なご意見・ご要望、お待ちしております。
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