目安箱

皆さん、少しだけ想像してみてください。

2025.07.17 Thu
  • お知らせ

もし、2年に1回「マツダスタジアム(建設費110億円)」が建てられ、5年に1回「エディオンピースウィング広島(建設費280億円)」ができるとしたら、、、。

 

そんなスピードで、福山市の中で税金が使われているとしたら、どう感じますか?
……実はこれ、現実の話なのです。

 

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福山市の療育に投じられている税金

 

福山市の「児童発達支援」「放課後等デイサービス」など、療育関連の公費は年々増加し、令和5年度の決算では約52億円(国・県・市の合計)。
令和6年度の見込みでは、ついに初めて60億円を超える見通しとなっています。
そのうち、福山市が独自に負担している金額だけでも、15億円以上(=全体の約25%)。

 

つまり、マツダスタジアムが2年に1つ、エディオンピースウィングが5年に1つ、福山市内に建てられているのと同じ規模の公費が、療育の分野に注がれているということです。

 

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福祉・療育は、もちろん「未来への投資」

 

誤解してほしくないのは、私はこの公費の使い道に「反対」しているのではありません。
福祉や療育は、子どもたちの未来のために不可欠な投資です。
予算をしっかり確保し、支援を手厚くすることは、非常に大切なことです。

 

しかし一方で、こうも思うのです。

 

「それは本当に“未来への投資”になっているのだろうか?」

 

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ただ“支出”を増やすだけで、いいのか?

 

医療も、教育も、そして福祉も、今は「量」だけでなく、“質” が問われる時代です。
居場所をつくることも大事です。
けれど、ただの「預かり」や「形だけの支援」では、子どもたちの可能性を引き出すどころか、むしろ失わせてしまうかもしれない。

 

そして、何よりそれは…、
毎年のように納税してくださっている市民の皆さんにも、申し訳が立たない使い方ではないかと思うのです。

 

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「全力の支援」をしている施設がある一方で…

 

私のまわりには、子どもたちの未来のために日々本気で向き合い、確かな知識と深い専門性、温かいまなざしと愛情をもって支援に取り組んでいる事業所がたくさんあります。

 

ただその一方で、支援の本質を十分に理解しきれないまま運営されているケースや、本来あるべき支援の姿が、十分に実現されていないと感じる事業所も残念ながらあることも事実。

 

「制度があるからやる」ではなく、「必要な支援を届けるためにある」。
そうした意識と実践が、これからますます求められると感じています。

 

これは福山市だけの問題ではありません。
全国のあらゆる自治体でも、今、同じことが起きています。

 

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このままでは、「資産」ではなく「負債」を子どもたちに残してしまう

 

支援が本物でなければ、どんなに予算を投じても、それは未来にとって「重荷」となってしまうかもしれません。

 

今、私たちが問うべきは、

 

■ 支援の“質”をどうやって上げていくのか?
■ 誰が、どこで、どんな力をもって支援にあたるのか?

 

という「中身」の部分です。

 

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私たちが今できること

 

だからこそ、私たちは長年にわたり
【発達障害コミュニケーション指導者 認定 初級講座】
を開催し続けてきました。

 

この講座では、発達障害に対する正しい理解と、支援者としての基本的な関わり方を学びます。

 

これまでに、福山市を中心に備後圏域でのべ5,200名以上が受講。

 

保育士・教員・医療関係者・福祉関係者、保護者やご家族、経営者の方まで、「本当の支援とは何か?」を一緒に考え、学んでいただいています。

 

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どなたでもご参加いただけます!

 

この講座は、特別な資格や知識がなくても参加可能です。
地域全体で「支援の質の底上げ」を目指すために、あなたの参加が力になります。

 

新クール開講決定!
詳細はこちら
↓↓↓ https://www.tohrinkan.com/topics/news/6049/

 

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未来のために、「選ばれる支援」を育てていく

 

私たちは、支援が「誰でも参入できるビジネス」ではなく、「選ばれるべきプロの仕事」になるように、地域で支援のスタンダードをつくっていきたい。

 

子どもたちに残すのは、「負債」ではなく「資産」、、、
そんな社会を目指して、これからも活動を続けていきます。

 

皆様からのご意見・ご感想をお待ち申し上げております。