目安箱

今朝は、第43回子ども安心お掃除隊。コロナの影響により久々の開催となりました。

2022.07.03 Sun
  • お知らせ
  • 福山はぐくみ研究会

開催できない間も、開催を待ちわびる多くの方々からお声がけをいただいていて、ようやく再開でき心から嬉しい気持ちで一杯でした。
今朝はそんな開催を待ちわびる大人28名、子ども14名の計42名もの方々がご参加くださいました。

 

 

清掃活動の途中、『路上喫煙禁止』の看板を、子どもたちと共に嬉しい気持ちで一緒に見ました。

 

 

この中心市街地での『路上喫煙禁止』となるきっかけは、子ども安心お掃除隊に参加してくれていた子どもたちの、嘆きの言葉から全ては始まりました。

 

「僕たちが掃除しても掃除しても、タバコを捨ててる人がいる…。すごく悲しい…。」

 

それを聞いて、大人として色んなことを考えさせられました。
タバコを捨てているのは全て大人。

 

それを子どもたちが一生懸命拾ってくれている。
でもまた繰り返し捨てられている現状…。
それを目の当たりにして、嘆いて悲しんでいる子どもたち…。

 

これは、根本から変えるしかない!
この街をもっと子どもたちに好きになってもらうためにも、変えるしかない!そう思いました。

 

この子ども安心お掃除隊の活動を通じて、多くの子どもたちが後方支援をしてくれ、市議会での条例提案を幾度となく行い、数年かけてようやく条例制定が実現となりました。

 

もちろん条例ができて終わりとは全く思ってなどおらず、これで完璧なことなど有り得ないのは充分認識しています。

 

喫煙所の設置課題や、条例に新たに罰則規定を盛り込むか否かといった課題、罰則を盛り込んだら盛り込んだで、金額設定の課題から、誰がどう罰則金を徴収し、罰則金の未納に対しては誰がどこまで対応をするのか?といった課題など、すでに条例制定をしている他都市も含め、頭を悩ませている多くの課題がまだまだあります。

 

そして何よりも根本的に、喫煙者に対するマナー意識の向上をどう啓発し、喫煙者それぞれの方々にどうマナーを意識してもらうのかの課題もあります。

 

ただ…、ただ…、何よりも私が嬉しく有り難いと思っていることそれは、今まで0だったこと、何も進んでいなかったことが、それがたとえ1だったとしても、少しだったとしても、前に進んだこと、子どもたちと一緒に街を前進できたこと、そのことがとてもとても大きなことだと私は感じています。

 

何事も0を1にすることは、1を2や3に積み上げていくことよりも、とても大変で労力のかかることです。
その0→1にできた、そのことがとても嬉しく有り難いことです。

 

条例制定後の課題をどうしていくかは、また色んな方々からのご意見をお聞きする中で改善をしていき、前に進めていきたいと思っています。

 

とにもかくにも、今朝も元気に多くの子どもたちがゴミを拾い集めてくれました。
これからも子どもたちがもっともっとこの街に誇りを持てるよう、もっともっとこの街を好きになってくれるよう活動を続けてまいります!

 

皆様からのご意見・ご感想をお待ち申し上げております。