目安箱

「一般社団法人 福山子ども育成推進協会」の法人設立記念講演会の来賓にお招きをいただきました。

2022.05.30 Mon
  • お知らせ

この団体は、福山市内のあらゆる民間教育事業者が共に手を取り合い、福山の子どもたちの未来を共に創り上げていこうという主旨で立ち上げられた団体です。

 

今まさに社会は大きな転換期・変革期。
子どもたちを取り巻く社会は大きく変わりました。
私たちが子どもの頃にあった「みんな一緒」という価値観は失われつつあり、「それぞれ一人ひとり」という新たな価値基準が生まれました。
その価値観のもと「多様化」が進み、その結果、今の教育が突き付けられている大きなテーマは2つ。
多様な価値観・ニーズを元にした、「個別最適化された学習をどう提供するのか?」と「マイノリティ(不登校、発達障害、LGBT、外国籍の子どもたち等)と呼ばれている子どもたちにどう向き合い、どう支援し、どう教育を行うのか?」です。

 

私も政治家をさせていただいていますが、その立場から見ても、実際問題この2つの課題に、各自治体単独の公教育だけで対応可能かというと、どうしても限界があります。
このテーマの抜本的解決策は2つ。
1つは、国がもっと国家の課題としてこの課題を捉え、自治体間格差が生じないよう、本腰を入れて教育改革を行うことと、国も各自治体も、地域資源である民間教育事業者ともっともっと手を取り合い、お互い腹を割って話をしながら、公教育が役割を担っていても今現在上手くいっていない分野の中で、民間へアウトソーシングできるところや民間からアドバイスを受けられるところは、もっともっと積極的に公教育が民間教育事業者を活用するようにすること、この2つだと考えています。

 

この度、福山に民間教育事業者が共に手を取り合える素晴らしい団体が立ち上がりましたので、これからしっかり福山市との橋渡しができるように、また国への働きかけの橋渡しもできるように、共に取り組みを進めてまいります。
恐らくこの取り組みは全国初の取り組み。
今からとてもワクワクしています。
引き続きしっかりと教育改革を行ってまいります!

 

皆様からのご意見・ご感想をお待ち申し上げております。