目安箱

本日、3月市議会最終日を迎え、来年度予算が可決されました。

2022.03.18 Fri
  • お知らせ

これまで議会を通じて要望してきた「公民館などの公共施設の物理キーを廃止したスマートロックシステムの導入」「公共施設のインターネット予約システムの導入」「子ども発達支援センターの医療体制の充実」「民間や公共プールを利活用した小中学校のプール授業の実施拡大」が、来年度、実現・拡充できる予算編成となり、大変嬉しく感じています。

 

◯「公民館などの公共施設の物理キーを廃止したスマートロックシステムの導入」は、来年度5施設で、利用時に鍵の事前受取りをすることなく、パスワードを利用し入口の解錠を行えるようになり、市民の方々の利便性の向上に繋がる取り組みとなります。
今後、実態調査をしながら、全市へ広げていける仕組みに整えていけるよう提言を続けてまいります。
その際、デジタルが苦手な高齢者の方等が不便とならないよう、また災害時等の緊急時に、避難所となる公共施設の迅速な解錠を行えるよう、スマートロックを遠隔解除・施錠できるようなクラウドによる一元管理も併せて導入を提言してまいります。

 

◯「公共施設のインターネット予約システムの導入」は、現在公共のスポーツ施設を中心にインターネット予約が利用可能となっていますが、来年度ローズコム等、新たに10施設が、インターネット上から空き状況の確認や予約が可能な状況となる予定です。
更に市民の方々の利便性の向上に繋がる予定で、とても嬉しく思っています。
更なる要望として、利用料の電子マネーでの支払いもできるような仕組み化を提言しました。

 

◯「子ども発達支援センターの医療体制の充実」は、年々、支援を必要とする発達障害の子どもたちが右肩上りで増え続けている現在、これまで何度も議会本会議や委員会を通じて、子ども発達支援センターの専門医の増員、医療体制の充実を要望し続けてきました。
そしてこの度、来年度から常勤医師が1名増員させることが決定しました。
何年もかかりましたが、ようやく実現されそうで本当に嬉しいです!
新たに専門医が増員されることで、これまで支援ニーズが高くても、同センターでは十分に支援がしにくかった「就学後の子どもたち」へも、支援の幅を拡充してもらえそうでとても有難いです。

 

◯「民間や公共プールを利活用した小中学校のプール授業の実施拡大」は、以前、議会本会議で要望した施作で、今年度すでに実施していただいている施作ですが、来年度、実施校が更に増加される予定です。
現在、学校のプールは、年間10日ほどの水泳授業のために、約300万円×学校数で、年間約2億8000万円もの多額の管理費がかかっています。
それに加えて今後、1校あたり約2億4000万円という多額の大規模改修工事費が全ての学校でかかる予定です。その額250億円以上です!
民間・公共プールでの授業では、プロのインストラクターも授業のサポートに入るため、授業の質の向上に繋がります。
また、ここ最近は水難事故だけでなく、夏の屋外プールでの授業は、熱中症のリスクも高いのが実情で、子どもたちの安全性に対してリスクのある水泳授業の実施は、教員たちの心理的負担も高い取り組みです。
そうした中で、教員たちだけでなく、プロのインストラクターが授業のサポートをしてくれれば、教員たちの肉体的・精神的な負担軽減にも繋がります。
また、屋内プールであれば、天気・気候・季節を問われることなく、どんな天気でも、どんな季節でも、1年中プール授業を実施することが可能となります。
コスト削減、授業の質の向上、安全性の担保、教員の負担軽減、授業実施日の確保などあらゆる視点から、これまでのプール授業の変革が必要であり、学校にあるプールを使ったプール授業は止め、切り替え可能な学校は、近隣の民間・公共プールを利活用するよう議会で提言しました。

 

来年度、この施作が更に拡充されていくこととなり、とても嬉しい気持ちで一杯です。
来年度の予算も無事決まり、4年任期の半分が終わり、いよいよ折り返し、残り任期も2年となりました。
引き続き取り組みを進めてまいります。

皆様からのご意見・ご感想をお待ち申し上げております。