昨日、議会本会議にて質問の機会をいただき、市長、教育長を始め、行政と議論させていただきました。
- お知らせ
今回の私の質問の主旨と、市長・教育長のご答弁を、要約、一部抜粋にてお伝えします。
質問に対する行政側との全ての詳細なやり取りは、また後日、録画映像や議事録が公開されますので、そちらもご覧いただけると大変嬉しいです。
今回の質問項目も、私のホームページ上での市民の方々からの市政へのご意見やご要望をお聞かせいただくシステムである、「福山目安箱」に寄せられた、市民の方々からの生の声も参考にさせていただき、質問を構成しました。
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1、土砂災害警戒区域への迅速な避難情報の発令について
本市では3,667箇所に対し、土砂災害警戒区域等が広島県から指定されています。
土砂災害警戒区域は、今後災害時に危険があると判断された区域であり、それらの区域に対し、危険度に応じた迅速な避難情報の発令が今後必要になってくると思われます。
災害時における本市の避難情報の発令の基準、また今後の課題や改善すべき点をお聞きしました。
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それに対し市長から、
「土砂災害危険度情報で示される警戒レベルに基づき、今後予測される雨量などを考慮し、発令している。
その際、災害対策本部に監視専任の職員を配置し、土砂災害等の危険が高まった地域を限定するよう努めている。
災害対応訓練を通して職員の対応力、判断力の向上を図り、より迅速かつ的確な避難情報の発令ができるよう取り組んでいく。」
とご答弁をいただきました。
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それに対し、更なる議論と要望を私から。
今年は例年に比べてかなり早い時期に梅雨入りしたことで、長梅雨の可能性もあります。
もちろん起きてほしくはないですが、今後豪雨災害が起きる可能性がある中で、より迅速な体制づくりが要ります。
だからこそ、更なる迅速で的確な発令を要望しました。
また、避難情報を基に、市民の方々が避難誘導に従ってもらえ、迅速に安全に避難していただけるように、日頃からの市民の方への防災意識への啓発や、防災リテラシーの向上のための更なる活動を要望しました。
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2、都市魅力の創造と人口減少対策の強化について
人口減少対策において重要なことは、本市に今いる子どもたちや若者が定住し、まちに根付くための都市魅力を向上させることだと考えます。
そうすることで、他都市から若者や子育て層に移り住んでもらえるまちに成長する可能性があります。
その方策として、「子どもたちを大切にするまち」として都市をブランド化し、一つのコンセプトイメージとして絞ることで、「都市魅力の創造」や「人口減少対策の強化」につながっていくものと考えます。
本市の子育て支援の中心的施策である「福山ネウボラ」を更に充実させ、子どもたちや保護者を大切にし、子育て層が本市に魅力を感じ、定住に繋がる取り組みが必要だと考え、福山ネウボラを今後どうより充実させていくのかお聞きしました。
また、子どもたちにとって優しいまちを実現していくためには「福山ネウボラ」に加え、新たな魅力づくりも必要であると考えます。
現在検討されている「(仮称)子ども未来館」の設置は、子育て層にとって、より魅力あるまちへの発展につながっていく取り組みであると期待しています。
子ども未来館の策定に向けた検討体制などの具体をお聞きしました。
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それに対し市長から
「これまで子育て家庭のニーズに応えた総合的な支援に取り組んできた。
今後、産前・産後のサポート体制の更なる強化やデジタル技術を活用した保育サービスの充実、『子ども家庭総合支援拠点』を核とした子どもと家庭へのきめ細やかな支援により、希望の子育てと全ての子どもたちの健やかな成長を実現していく。
(仮称)子ども未来館については、来月、基本構想検討委員会を立ち上げる。
また、市民懇話会も設置し、次代を担う子どもたちが、最新のテクノロジーに触れ、楽しく学び、成長していく場となるよう、構想の策定を進めていく。」
とご答弁いただきました。
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それに対し、更なる議論と要望を私から。
子育て支援に関しては、本市の子育て支援は、現状、他都市との優位性はどこにあるのか?子育てのしやすさや手厚さは、全国何位なのか?そういったことをもっともっと追求して進化発展させていく必要があります。
そして、子育て支援をするためには、公園整備の課題、若年層に魅力ある仕事をどう確保していくのかの課題など、総合的な取り組みが要ります。
だからこそ、横断的に様々な部署が協力し取り組んでいただけるよう要望しました。
子ども未来館については、40万人以上の街で未来館・科学館の無い街は全国で福山市だけとなり、最後の未来館・科学館の建設になります。
だからこそ、他にはない魅力ある施設にしてほしいと願っています。
地元企業と連携をし、子どもたちがキャリア教育として、職業・社会体験ができるような施設にし、子どもたちの本市への愛着を育んだり、定着を促進できるような仕組みづくりを要望しました。
将来、負の遺産にすることなく、子どもたちが何度も訪れたくなる魅力ある、誇りを持てる施設整備を要望しました。
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3、新型コロナウイルス感染症に感染した子どもたちに対するいじめや嫌がらせについて
現在、変異株が猛威をふるう第4波が到来し、それまでほとんど感染者が出ていなかった市内小中学校における感染事例が相次いでいます。
そんな中、コロナに感染した子どもたちに対する、いじめや嫌がらせの事案の声もお聞きしています。
現在、コロナに関するいじめや嫌がらせに対する対策はどのようにされておられるのか、そういった事案が起きたときの相談体制など含め、お聞きしました。
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それに対し教育長から、
「誰でも感染する可能性があるという前提で、児童生徒が自ら行動を振り返るとともに、感染者への配慮を考えるなど対策の徹底を行なっている。
感染した児童生徒に対しては、回復後、安心して登校できるよう取り組んでいる。」
とご答弁をいただきました。
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それに対し、更なる議論と要望を私から。
今一度、こういった時期だからこそ、学校と連携を再度取り、再確認の意味も含め、防止に努めるよう要望しました。
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4、児童生徒用学習端末について
今年度から市内全小中学生に児童生徒用学習端末が配備されました。
しかしながら端末はかなり重量のあるものが採用されました。
そのことにより、保護者からは持ち帰りに対して子どもたちへ負担がかかるという声もでています。
学校に保管用ロッカーを整備するなど、何か対応は考えているかお聞きしました。
また、端末の破損や紛失に関して、現在加入をしている保険内容に対しても、懸念の声が出ています。
現在加入している保険内容は、年1回の破損や紛失に対して補償をするという内容ですが、「それだと恐くてとても自由に使ってもらいたくない」という保護者の声も多くお聞きします。
であるならば、補償の内容に関して、今後、保護者のニーズに応じた段階的な補償内容のコース設定を検討する等の対応についてお聞きしました。
また、学校外における端末の使い方に対して、市教委としては家庭内での対応を求めています。
学校側から端末を配備している以上、市教委として使い方に対するある一定のガイドラインを示したり、ネットモラルに対する学びの場を、これまで以上に子どもたちや保護者に対して作っていく必要があると感じ、市教委としての考えをお聞きしました。
一方で、端末の活用について、配備された端末を最大限活用していくためにも、また文科省が提唱する個別最適化された学びを実現していくためにも、教える側の力量や端末への理解が必要不可欠です。
教職員が端末の活用策等の学びを深められる機会の創出など、今後どう対応するのかお聞きしました。
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それに対し教育長から
「端末の持ち帰りにあたっては、本人と保護者の意向を聴くこととしており、家庭に持ち帰らない場合は、校内の施錠できる教室などで保管できるようにしている。
保険に関しては、今後、必要に応じて民間の損害保険を紹介するなど対応していく。
ネットモラル等に関しては、学習端末を始めとしたICTの活用について、学校でも家庭でも、子どもたちと対話をしながら、共に考えていけるよう取り組んでいく。
教職員の端末への学びや理解促進のための取り組みは、段階的にICTスキルを身につけられるよう、今後も、Google社のスタッフを講師に研修を行なっていく。」
とご答弁をいただきました。
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それに対し、更なる議論と要望を私から。
持ち帰りにあたっては、特にこの時期、水筒や傘もあり、月曜日・金曜日は特に荷物も多く、柔軟な対応を要望しました。
また今後、端末を最大限に活用するために、民間の教育機関との連携による情報交換や、不登校や発達障害への支援強化のための活用策の検討等を要望しました。
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以上です。
最後まで長文をご覧いただきありがとうございました。
これからも引き続き様々な取り組みを進めてまいります。
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