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会派の視察で、東京都千代田区の「科学技術館」と群馬県高崎市の「くらぶち英語村」等へ行ってまいりました。

2019.05.23 Thu
  • お知らせ

会派の視察で、東京都千代田区の「科学技術館」と群馬県高崎市の「くらぶち英語村」等へ行ってまいりました。

 

東京都千代田区の科学技術館では、当日はあいにくのどしゃ降りの大雨でしたが、館内には沢山の子どもたちが見学に訪れていました。

 

館内には、科学、交通、物理、情報、ものづくり、建設、薬学、宇宙など、各フロアに様々なテーマの展示がされていて、展示を見るだけではなく、実際に触れて、動かして体験できる施設で、館内には目をキラキラさせた子どもたちが楽しむ声が響きわたり、溢れていました。

 

私も子育てをしていて感じますが、福山はとにかく雨の日に子どもを連れて遊びに行く場所が非常に少なく限られています。

 

またこういった科学館のような、子どもたちの知的好奇心を満たす施設も非常に少なく限られていて、都市部に比べて圧倒的に少ないのが現状です。

 

情操教育の観点からも、こういった知的好奇心を満たす施設の少なさが、子どもたちの感性や興味関心を育むこと、広い視野を育てること、自己実現欲求を満たすことに対して、都市部と地方で大きな差が将来出ると、警鐘を鳴らす専門家もいます。

 

だからこそ子どもたちの未来のために、福山にもこういった科学館のような、子どもたちの知的好奇心を満たすための施設ができるよう、行政に対し提言をしていきます。

 

 

群馬県高崎市では、高崎市立である、くらぶち英語村を訪れました。

 

このくらぶち英語村は、過疎化にあえぎ、学校が統廃合となった高崎市倉渕町の廃校を利用した、小中学生を対象とする英語で生活する山村留学施設です。

 

総木造りの寄宿舎を建設され、外国人スタッフとともに様々な生活や体験活動を英語で行う国内英語留学施設で、「自立心」や「思いやりの心」、「生きる力」とともに日々の暮らしの中で実践的な英語力を高める教育を行っています。

 

全国から問い合わせが殺到し、実際の応募者も非常に多い施設で、全国各地から、約20名の小中学生がここで学んでいます。

 

通常は一年単位での生活で、親元を離れ、テレビもスマホもないノーメディアの暮らしで、自分で掃除や洗濯をするなど自立した生活をしていきますが、何人もの子どもたちが、ここの生活をもっと続けたいと延長して生活し続ける子どもたちもいるそうです。

 

地域からの期待も高く、存在を大変歓迎されていて、地域からの大きな協力の元で、地域と共に生活をされています。

 

全国各地から集まった子どもたちが、地元の子どもたちに対して、その町とはまた違った価値観や文化、視野を見せることで、非常に良い影響を与えているとのことです。

 

福山の学校施設の将来の在り方を鑑みたとき、参考となる1つのアイデアとして勉強させていただきました。

 

今回学ばせていただいたことを、また福山の子どもたちのためにしっかりと活用してまいります。

 

 

皆様からのご意見・ご感想をお待ち申し上げております。