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地方創生調査特別委員会の視察で、北九州市、佐世保市へ行ってまいりました。

2018.11.08 Thu
  • お知らせ

地方創生調査特別委員会の視察で、北九州市、佐世保市へ行ってまいりました。

 

「教育を中心にまちづくりを考える」そのことを理念に、今から2年半前、議員に立候補しました。
それ以来、教育、そして福祉分野に力を入れて活動をしてきました。

 

しかしながら、活動を続けるうち、教育・福祉の充実、子育て世代への支援の充実や継続のためには、地元経済の発展、活性化が欠かせないということがよく分かりました。

 

地元経済がより発展、活性化していくためには、今、地元中小企業を中心に大きな課題となっている、人材不足に対しどう向き合い、どう解決を図るのか、というのが大きなテーマだと感じます。

 

街の人口規模、特に若年層の人口規模の維持が企業にとっては何よりも必要になってきます。

また、子ども達や子育て世代への支援を手厚くし、なおかつ継続していくためには、どうしても公費がかかります。そのためにもやはり人口規模の維持のための施策が急務です。

 

それらの課題解決に向けて様々な施策がありますが、重要な施策となる「若者の定住促進」「若年層の移住促進」「女性の活躍促進」の3つの促進策について、今回学んでまいりました。

企業の人材不足を解決し、地元企業の活性化を図るには、若者や若年層、女性の力が欠かせません。

 

若者が街へ定着し、若年層が移住してくる街になるためには、地元の大学など高等教育機関との更なる連携強化や、地元企業とのマッチングの強化、移住・定住に関する相談窓口など相談事業の強化、街の魅力向上や情報発信の強化等、様々な施策が必要です。

 

移住者一人あたりがもたらす経済波及効果は、年間250万円~400万円とも言われています。

また女性が活躍しやすい街の実現に向けては、女性の就業率を高い水準にしようと思うと、特に子育て中の女性にとっての大きな懸念の1つは、子どもの教育と福祉の在り方だと思っています。

 

ここからより教育・福祉の質を福山市は問われていく、社会全体で子育てを支えていく、そういった時代になります。

 

昨日もお伝えしましたが、全小中学校へのエアコン設置も方針が示されました。

また小学校では、放課後児童クラブが、全学年の子どもの受け入れが可能になっていき、中学校も全ての中学校で完全学校給食実施に向かって進んでいます。

 

加えて来年度から、中学校卒業まで医療費の助成も拡充されることが決定しました。

子育てをしていく上で、ハード面はかなり整い、充実してきています。

 

次の課題として、その中身、特に教育分野・福祉分野のソフト面の充実が大きな鍵となると感じています。

 

中でも「学力の向上」「自己肯定感と自尊感情といった心の土台作り」「発達障害も含めた多様性への対応」、この3つの分野への取り組みが大きな鍵を握っていると考えています。

 

高い質、高い水準の教育や福祉の実現は、街の魅力向上に繋がり、大都市圏からの若年層の移住にも繋がります。

 

これから先、教育・福祉施策と地元経済発展のための施策との両輪を持って、子ども達の未来の為に、地方都市として生き残りをかけて、更に住み続けたい街、住んでみたくなる街、安心して子育てできる街を目指して、もっとステキな街へと発展できるよう活動してまいります。

 

どうぞ皆さんのお力添えのほどよろしくお願いいたします。

 

皆様からのご意見・ご感想をお待ち申し上げております。