昨日は、6月市議会定例会にて一般質問をさせていただきました。
- お知らせ
昨日は、6月市議会定例会にて一般質問をさせていただきました。
父の日に、小学生の息子から貰ったネクタイを締め、気合いを入れて質問に挑みました。
一昨日、近畿地方で発生した震災により、大阪府高槻市の小学4年生の女児が、登校中、倒れてきた学校のプールの壁面に挟まれお亡くなりになられるという、大変痛ましい事案が発生しました。
質問に入る前の冒頭、福山市の子ども達が安心安全な学校生活を送れるよう、学校の施設整備への要望をさせていただきました。
それに対し教育長から、
「各学校のブロック塀の緊急点検を開始し、安全対策へ万全を期す。」
とご答弁いただきました。
子ども達の安心安全な学校生活を切に願っています。
今回の私の質問の主旨と、市長・教育長のご答弁を、要約、一部抜粋にてお伝えします。
質問に対する行政側との全ての詳細なやり取りは、また後日、録画映像や議事録が公開されますので、そちらもご覧いただけると大変嬉しいです。
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1.「歩きたばこに対する防止施策について」
中心市街地を中心に、私が定期的に継続開催している子ども達との清掃活動で拾うゴミの中で、一番数が多いゴミは、圧倒的にポイ捨てによる「たばこの吸い殻」です。
たばこのポイ捨てが多いということは、街の景観を損なうだけでなく、ポイ捨てをされている量だけ、歩きたばこをしている人が多いことの表れであり、受動喫煙防止への観点からも、たばこの火種による火傷等の事故への防止への観点からも、歩きたばこの禁止が必要であると提言しました。
大人が吸う歩きたばこの火種は、ちょうど子どもの顔の位置、特に目の近くにあり、何か事故があってからでは遅く、早期対応を提言しました。
それに対し市長から、
「歩きたばこは、火傷の危険性やポイ捨てにも繋がることから、今後、条例を改正することを検討する。」
という大変力強いご答弁をいただきました。
今朝の中国新聞もこのことを取り上げてくださいました。
今後、早期に条例改正が進んでいくよう引き続き取り組んでまいります。
この質問をするきっかけになったのは、いつも清掃活動に参加してくれている子どもから聞かせてもらった
「いつもいつも掃除して、たばこの吸い殻をいっぱい拾っているのに、いくら頑張って頑張って拾ってもまた捨てていく…。本当に悲しい。」
という嘆きの言葉でした。
子ども達との清掃活動というボランティア活動を通して、子ども達やご参加いただいている大人の方々と共に、街の課題を発見しその課題を行政に提言をし、その課題が解決に向けて動き出したことに、また、それにより更にこの街が、特に子ども達にとって安心安全な街へ近づいていることに、大変嬉しく感じています。
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2.「若年者の地元企業就職への促進策について」
若者が「帰ってきたくなる街・福山」「住みたくなる街・福山」の実現を目指して、提言しました。
関西圏に就学している大学生と、地元企業の経営者や担当者が気軽に話し合え、地元企業からの参加希望も多く評価も高い「企業研究会」の更なる取り組み強化への提言と、今年度から始まった「移住支援事業費補助」の制度の拡充を提言しました。
それに対し市長から、
「企業研究会は、参加者の学生が備後圏域の企業に内定し、地元就職のきっかけになった。
課題は参加者がまだまだ少ないことであり、首都圏での対応も不十分であるので、今年度は首都圏でも開催し多くの参加をいただけるよう、更に取り組みを強める。
移住支援事業費補助は、人口減少対策の先進的な取り組みである。今後も若者や女性が活躍できるまちづくりを進めていく。」
とご答弁いただきました。
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3.「障害のある子どもの福祉情報の役所内での共有について」
障害のある子どもの保護者にとって、ライフステージにおいて関係する病院、学校、福祉施設などが変わるごとに、これまで受けてきた支援の内容や子どもの特徴などを初めから説明しなくてはならず、さらに説明した内容が十分に伝わらず、支援に反映されないといった悩みがあり、子育てにおいて大きな負担になっていると数多くの声を聞いています。
そこでこういった声に対し、子どもの情報を役所内で情報共有する仕組みを作ることを提言しました。
それに対し市長から、
「障害のある子どもの支援に当たっては、障害の種別や程度などの基本的な情報のみならず、障害特性を部門横断的に把握することが重要である。
関係部門の連携不足から、行政の窓口が必ずしも保護者の期待に十分応えきれていないという課題があり、しっかりと受け止め、改善に努めていく。」
とご答弁いただきました。
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4.「ICTを利用した子どもと高齢者の見守りサービスについて」
全国的に子ども達を狙った痛ましい事件が急増し、先月も新潟市で下校中に狙われた小学2年生の女児が殺害されるという、大変ショッキングな事件もありました。
子どもたちの安心安全な生活を保護者も地域も切に願っています。
先月福山市は、IoTやAIを活用した地域社会の課題解決に向けた連携協定をシャープやソフトバンクと結びました。
それにより様々な地域課題が解決していくことを望んでいますが、子どもへの見守り体制の構築も望んでいます。
すでに大阪市や神戸市などで実施をしていますが、ICTを活用した子どもの登下校の見守りサービスを福山市も導入することについての提言と、また、その機能を支援が必要な高齢者の見守りサービス等にも活用することで、より安心安全なまちづくりに繋がっていくということを提言しました。
それに対し市長から、
「全国的に子どもを狙った痛ましい事件が発生していることを踏まえると、様々な方法を組み合わせた総合的な取り組みにより、社会全体でより安全確保を図っていく必要があると考えている。
効果的・効率的な見守りの仕組みづくりが必要である。
シャープ、ソフトバンク、大学等と共に、実証事業の具体を検討し、今後、安心安全を守る手段として、見守りに関して先端技術をどう活用できるかを提案していく。」
とご答弁をいただきました。
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5.「いじめ問題について」
今やいじめは非常に複雑化していて、SNSなどを使ったネットいじめも横行しています。
実際、内閣府が発表の子どもの自殺件数は、夏休み明けの9月1日が突出して多いのが現実で、いじめが原因であることが非常に多いと言われています。
継続的ないじめを受けている子どもからすると、9月1日は、また地獄の日々が始まる日です。
いじめ事案が発生した時に、当然まず「被害者の保護」が欠かせません。
私は、いじめられたことで自殺未遂を経験した子ども達のカウンセリングを幾例も担当したことがありますが、本当に悲惨ないじめを受けてきた子が沢山いました。いじめられたトラウマを長期間抱え苦しんでいる子もいます。
苦しむ子ども達がいたときに、少しでも早く救われる体制の強化を心から願って、教育委員会の取り組みへの提言をしました。
それに対し教育長から、
「いじめに当たるか否かの判断は、表面的・形式的に行うことなく、いじめられた児童生徒の立場に立って行うものであるという基本方針を示している。
いじめに迅速に対応するための体制づくりをし、取り組みを始めた。
いじめSTOP集会やいじめ撲滅キャンペーンにも取り組んでいる。
『いじめは再発する可能性がある』
『どの子どもにも、どの学校でも起こり得るものである』
との認識のもと、いじめの兆候にいち早く気付くと共に、学校全体で情報を共有し、状況に応じて学校と教育委員会が一体となり、児童生徒の立場に立った取り組みを継続していく。」
とご答弁いただきました。
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以上です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
これからも引き続き様々な取り組みを進めてまいります。
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